2019-07-18
気管虚脱
小型の中高齢犬でよく発症する疾患に気管虚脱があります。
気管虚脱とは
体質や、加齢により、気管が弾力を失い、
扁平になって押しつぶされたような状態になり
呼吸困難を起こす疾病です。
症状としては、
激しく吠えたり、運動や興奮した後に
「ガーガー」とアヒルの鳴き声のような
「のど鳴り」が聞こえるようになります。
落ち着かずに歩き回っては座り込むを繰り返し
舌を出したままよだれを垂らすようになります。
さらに症状が進むと
呼吸困難となり、目を大きく見開き、舌が
チアノーゼをおこして青紫色になります。
この状態が長く続くと失神して倒れる場合もあります。
原因は遺伝や肥満などいろいろ考えられますが
幼犬のころから、飼い主さんに対して頭部を背側にのけぞらせた姿勢を繰り返し
この姿勢のまま激しく呼吸したり、よく吠えたりといった習性
がみられるワンちゃんは、この習性が気管虚脱の引き金になると
いわれています。
気管虚脱の傾向があるワンちゃんは
日ごろから安静にする習慣をつけ
肥満の場合は減量することが必要です。

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